ヒトES細胞研究センターの概要

 京都大学医生物学研究所(旧ウイルス・再生医科学研究所)附属ヒトES細胞研究センターは、ヒトES細胞株の樹立体制および研究機能の強化を目的として、令和2年度4月より新設されました。

 多能性を有する幹細胞株としてES細胞株とiPS細胞株が知られていますが、ヒトES細胞株はヒトiPS細胞株に先立って樹立方法が確立され、基礎研究、医療応用の両面で研究開発が進められています。国内では本研究所の他に国立成育医療センターがヒトES細胞株の樹立機関として認可されていますが、本学では「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」における特定細胞加工物製造許可にもとづいて、臨床用ヒトES細胞株の樹立と分配を行っています。その学術的意義や医療応用へ向けた利用価値を考えると、ヒトES細胞株の樹立体制の強化・安定化を図ることは重要です。

 本センターでは、ヒトES細胞株の臨床応用を目指して、高品質なヒトES細胞株を供給する体制を強化します。また、国内外の研究組織・病院との連携を強化することにより、本学における幹細胞研究および再生医療の実現化を加速化する事を目指します。

    ・ヒトES細胞株の樹立状況については、こちらをご参照下さい

    ・ヒトES細胞株の分配申請については、こちらをご参照下さい

 ・ヒトES細胞株を用いた共同研究については、こちらをご参照下さい

 その他、ヒトES細胞株についてご質問のある場合は chesr@infront.kyoto-u.ac.jp までお問い合わせ下さい。